中古マンションの共用部のチェックポイントについて。

マンションの共用部とは?

中古マンションの共用部のチェックポイントを説明する前に、共用部とは何であるか正確に理解しておく必要があります。マンションは共用部と専有部によって構成されています。

専有部とは、マンションを購入してから実際に居住する室内スペースのことです。各住戸内の玄関・廊下・トイレ・浴室などで構成されており、1つの家族だけで所有することが多いです。

これに対し、共用部とは、マンションの利用者が共同して使用するスペースであり、各住戸の所有者全員で共有するスペースのことです。マンションのエントランスや各フロアの共用廊下、エレベーター、外壁、屋上、管理事務室、集会室、共用トイレ、設備室、さらに駐車場・駐輪場などもそうです。

マンション共用部のチェックポイント 建物の劣化状態
中古マンションの建物における基礎や壁などの内部構造について心配する場合、どのような調査方法をとればよいか迷うことでしょう。第三者の専門家に中古マンションのホームインスペクションを依頼するときでも、構造部分を破壊もせずに内部のことまでわかるのかと疑問を持つ人は多いです。

基礎や壁の内部を直接に確認することはできません。

調査対象となる建物の一部を解体することもなく、構造部分の内部を直接に確認することは難しいものです。専門的な調査機器を使用することにより、ある程度の参考情報を得ることはできるものの、確実なものではありません。また、一般的な個人が購入予定のマンションの診断のためにかける費用としては負担が大きすぎるものとなり、あまり現実的でもありません。

建物の著しい劣化や不具合は症状の有無をチェックする

基礎や壁などの内部を直接に確認できないからといって、あきらめる必要はありません。もし見えない構造部分に大きな瑕疵や問題があるならば、それに関する症状が建物のいろいろなところに現れてくるものです。

そういった怪しい症状の有無をチェックすることで、見えない箇所に大きな瑕疵や問題が存在していないかどうかを調べることはできます。

目視できる範囲において、1つ1つの症状をチェックしていくことで、建物の状態を大雑把に把握することができます。建物の状態を詳細まで把握したいということであれば、それは現実的には無理なことです。

マンションの管理組合で大規模修繕などを検討するときには、建物調査を利用することがありますが、建物一棟の調査には大きなコスト(規模によるがり数十万円~百万円単位)がかかります。また、足場なども必要ですが、購入前の中古マンションに対して、管理組合から足場を設置するなどの許可を得ることはできないでしょう。

詳細にマンションを建物調査することはできないですが、現実的に可能な範囲で簡易的に確認することならできるわけです。

簡易的な確認で、建物の状態が悪ければ、将来の修繕コストの負担増大につながることから、購入判断に活かすことができるのです。

私は、名古屋のデザイナーズマンションに住んでいますが、建物の著しい劣化や不具合は症状の有無をチェックしました。みなさんもチェックしてみてください。